肝硬変と戦う方に、役に立つ情報を提供
Home › 特発性細菌性腹膜炎

肝硬変合併症状:特発性細菌性腹膜炎

特発性細菌性腹膜炎(SBP)は感染源が不明の腹水の感染をいう。特発性細菌性腹膜炎SBPは肝硬変による腹水でよくみられ、特にアルコールに起因したものが多い。これは重篤な後遺症を引き起こし、場合によっては死に至る。特発性細菌性腹膜炎SBPで最も多い原因菌はグラム陰性の大腸菌や肺炎桿菌、およびグラム陽性の肺炎連鎖球菌 ;通常関与する菌は1種類のみである。

症状と徴候

少量の腹水であれば症状はみられない。中等度の腹水では腹囲および体重の増加がみられる。大量の腹水は非特異的なびまん性の腹圧を生じるが、実際の疼痛はまれである。腹水が横隔膜を押し上げることにより呼吸困難を生じることがある。特発性細菌性腹膜炎SBPの症状としては、これまでにない腹部の不快感および発熱などがみられる。

徴候としては、打診時に濁音界の移動および波動感がみられる。容量1500mL未満の場合、身体所見に変化はない。 大量の腹水により腹壁が張り、臍の平坦化がみられる。肝疾患や腹膜障害における腹水は、通常末梢浮腫として独立あるいは不均一に分布する;全身性疾患 (例:心不全)では通常その逆である。

特発性細菌性腹膜炎の徴候としては、発熱、倦怠感、脳障害、肝不全の悪化、および原因不明な臨床上の悪化がみられる。腹膜刺激徴候(例、腹部圧痛および反跳痛)がみられるが、腹水が消失するにつれて減少する。

診断

大量の液体が貯留している場合、診断は身体診察に基づくが、画像診断の方がより感度が高い。超音波およびCTは身体診察よりも少量の液体(100〜200mL)を検知できる。腹痛、発熱、または原因不明の悪化を伴う腹水患者はSBPが疑われる。

腹水が新たに診断された場合、その原因が不明の場合、またはSBPが疑われる場合は診断的穿刺(ここにあった手術の技法に関する用語を削除しました、詳細の説明がリンクされているかのような記載でしたが、全くされていませんでした。)を行うべきである。約50〜100mLの液体を採取し、肉眼所見、蛋白濃度、細胞数および分画、細胞診、培養による分析を行い、臨床的に必要であれば抗 酸菌染色および/またはアミラーゼの測定を行う。炎症または感染による腹水に対し、門脈圧亢進症による腹水は透明の淡黄色を呈し、蛋白濃度(通常は3g /dL未満、ときに4g/dLを超える)およびPMN(多形核白血球)数が低く(250個/μL未満)、血清-腹水アルブミン濃度勾配が高い。これは血清アルブミン濃度と腹水アルブミン濃度の差を示すものであり、最も信頼性が高い。濃度勾配が1.1g/dLを超える場合、門脈圧亢進症による腹水を示唆する。腹水が混濁しPMN数が500個/μLを超える場合感染症が示唆されるが、血性腹水の場合には腫瘍または結核の可能性がある。まれにみる乳状(乳糜性)の腹水はリンパ腫で最も一般的にみられる。

特発性細菌性腹膜炎の臨床診断は困難を極めることもある;強い疑いをもって診断に臨み、培養を行うなどして診断的穿刺を十分に活用する必要がある。さらに血液培養も適応となる。インキュベーションを行う前に腹水を血液培地に流し込むことで、培養の感度を約70%にまで高めることができる。特発性細菌性腹膜炎の原因菌は通常1種類であるため、培地に混合細菌叢がみられる場合は腹部臓器の穿孔または検体の汚染が考えられる。

治療

まずは床上安静と食事内容におけるナトリウム摂取制限(1日20〜40mEq)を行い、門脈圧亢進症による腹水に対し最も危険性の少ない治療を行う。厳格なナトリウム制限によって数日内に利尿を開始できなかった場合には、利尿薬を用いるべきである。スピロノラクトンが通常効果的である(50〜200mgの 範囲、経口的に1日2回)。スピロノラクトンで十分な効果がみられない場合、ループ利尿薬(例:フロセミド20~160mg、経口にて通常1日1回、または20~80mg、経口にて1日2回)を加える。スピロノラクトンはカリウムを保持し、フロセミドはカリウムを喪失させるため、これらの薬剤の併用はしばしばカリウム異常のリスクを軽減し、最適の利尿を得ることができる。水分制限は血清ナトリウムが130mEq/L未満であるときのみ有用である。体重および尿中ナトリウム測定値の変化は、治療に対する反応を反映する。1日約0.5kgの体重減少が理想的で、これは腹水コンパートメントからの移動がこれ以上 速く行えないためである。より積極的な利尿は、特に末梢浮腫がみられない場合、血管内の液体を喪失させる;これは腎不全または電解質の不均衡(例、低カリウム血症)を生じ、門脈-体循環性脳症の誘因となることがある。食事内容におけるナトリウム摂取制限が不十分な場合、通常持続的な腹水を引き起こす。

別の方法として治療的腹水穿刺がある。1日に4Lの腹水を安全に抜去できるが、血管内の循環量減少を防ぐのに必要な量の低ナトリウム性アルブミン(1回の 穿刺当たり約40 g)を同時に静脈投与する必要がある。一度に全部の腹水を抜去してしまっても安全な場合もある。治療的腹水穿刺は、電解質の不均衡または腎不全の危険性を 比較的低く保ち、入院を短縮できる;しかしこれらの患者は利尿薬を継続する必要があり、穿刺を行わない場合よりも液体の再貯留がより速い傾向にある。

自己の腹水を再注入する方法(例:LeVeen 腹腔-静脈シャント術)はしばしば合併症を生じ、一般的に現在では使われていない。経頸静脈性肝内門脈体循環シャント術(TIPS)は門脈圧を低下させ、 難治性の腹水を効果的に治療できるが、TIPSは侵襲性が高く、門脈-体循環性脳症や肝細胞の機能を悪化させるなど合併症を生じることがある。

もしSBPが疑われる場合で腹水中にPMNが500個/μL以上認められた場合、250個/μL 未満になるまでセフォタキシム2g、4〜8時間毎に少なくとも5日間静脈投与する(グラム染色および培養結果が出るまで)。抗生物質は生存の確率を高める。SBPは70%に及ぶ患者で1年以内に再発するため、予防的な抗生物質が適応となる;キノロン系(例:ノルフロキサシン400mg、経口にて1日1回 投与)が最も広く使われる。静脈瘤出血を伴う腹水患者の予防処置はSBPの危険性を低くする。

 関連文章

  • 養生片仔廣は抗肝臓線維化(肝硬変)作用があるか?
  • 養生片仔廣は肝腫瘍性病変の形成に抑制効果
  • 養生片仔廣は肝炎の治療と肝癌の予防の可能性
  • 肝硬変及び合併症の治療方法
  • 肝硬変患者の食事
  • 肝硬変で消化管出血
  • 肝硬変腹水
  • 肝硬変患者の看護
  • 脂肪肝治療、改善
  • C型肝炎治療法
    • 肝機能値が心配な方
    • 肝硬変、脂肪肝、肝炎の新たな治療法にチャレンジしたい方
    • 肝硬変、脂肪肝、肝炎治療の薬の副作用 にお悩
      みの方
    70代 / 女性
    肝硬変の状態が、10-13年位続いて います。癌にならない為にどんなこ とでもしたい心境です。養生片仔廣 を飲みだして2年になりますが、G PTが下がってうれしく思います。 もっと早く養生片仔廣に出会いって いればよかったと思います。
    60代 / 男性
    ガンの手術をして8年過ぎました。 いろいろな時はありましたが再発も なく過ごして来たのは養生片仔廣の お陰と信じております。
    ウルソは飲まなくでも養生片仔廣は 忘れてはいけないと思います。手術 後こんなに生きていられるとは思っ てもいませんでした。
    もっと見る
    Copyright ⓒ 2016 XUFENG-INFO All Rights Reserved